ECサイトの売上を伸ばす鉄板法則
~SNS戦略の基本と運用のコツを解説~
2025.03.13
#Webサイト運用
SNSはECサイトの売上向上に有効なマーケティング手法の一つです。特にInstagramやLINE、X(旧Twitter)は、ユーザーが情報収集や購買を判断する場として重要な役割を果たしています。適切に活用すれば、広告費を抑えつつ集客やファン育成が可能になり、売上向上に寄与します。しかし、戦略なしでは思うような成果が得られないのも現実です。今回は、SNSマーケティング初心者に向けて、ECサイトの売上向上につながるSNS戦略の立て方を2回に分けて解説します。
Editing by Kimura Akira
ECサイトにSNS戦略が必要な理由
ECサイトの集客手法として、従来はSEOや広告が主流でした。しかし、競争が激化するなか、これらの手法だけでは十分な成果を得るのが難しくなっています。そこで注目されているのがSNSマーケティングです。SNSはユーザーとの接点を増やし、認知度の向上や購買意欲の喚起につながります。特に、スマートフォンの普及により、SNSを経由した購買行動が一般化しており、ECサイト運営におけるSNS戦略の重要性は増しています。
検索流入(SEO)だけでは限界がある
SEOは長期的に安定した流入を獲得できますが、競争が激しく、上位表示には時間がかかります。また、検索エンジンのアルゴリズムが頻繁に変わるため、SEO対策だけに依存すると安定した集客が難しくなることもあります。一方、SNSは拡散力が強く、適切な運用をすれば短期間で大きな集客効果を得られる可能性があります。
SNS経由の購買行動が増加している
SNSを活用した購買行動が増加しています。特にInstagramやTikTokでは、ショッピング機能が充実しており、ユーザーはSNS上で商品を知り、そのまま購入に至るケースが増えています。最新の調査では、「SNSで見つけた商品を購入した経験がある」と回答したユーザーの割合が年々増加しています。また、口コミやレビューの影響力も大きく、購買決定に直結することが多いです。
SNS運用でやりがちな失敗とその回避策
SNSを適切に活用すればECサイトの売上向上につながりますが、戦略なしで運用すると成果が出にくいです。特に初心者が陥りやすい失敗には共通点があります。ここでは、よくあるミスとその回避策を解説し、SNS運用を成功に導くポイントを紹介します。
目的なしに投稿してしまう
「とりあえず投稿すればいい」と考え、戦略なしにコンテンツを発信してしまうケースがあります。しかし、目的が明確でない投稿はフォロワーの関心を引きにくく、エンゲージメントの低下を招きます。回避策として、「ブランディング」「集客」「売上向上」などの目的を明確にし、それに合った投稿内容やKPIを設定することが重要です。目的に沿ったコンテンツを発信することで、ターゲットに響くSNS運用が可能になります。
フォロワー数だけを追い求めてしまう
フォロワー数が増えることは嬉しいですが、数だけを追求しても売上には直結しません。フォロワーの質が低いとエンゲージメント率が下がり、SNSのアルゴリズム上でも不利になります。対策として、ターゲット層に合ったフォロワーを増やすことが大切です。ハッシュタグや広告を活用し、適切なユーザーにリーチすることで、売上につながるSNS運用を目指しましょう。
運用が継続できず途中で放置してしまう
最初は意欲的に運用を始めても、投稿ネタが尽きたり、業務が忙しくなったりして放置してしまうケースは多いです。しかし、更新頻度が低下するとフォロワーの関心が薄れ、信頼性の低下を招きます。回避策として、事前に投稿カレンダーを作成し、計画的に運用することが重要です。また、予約投稿機能を活用することで、忙しい時期でも安定した投稿が可能になります。
今回は、ECサイトにおけるSNS戦略の重要性と、初心者が陥りやすい失敗とその回避策について解説しました。
次回は、具体的なSNS運用のステップや成功事例を紹介します。
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