サポート期間はリリースから3年!PHPを定期的にアップデートすべき理由とは?
2024.03.26
#Webサイト運用
普段お使いのCMSの管理画面に「PHPのバージョンが古くなっています」と表示されているのを見かけたことはありませんか?
「なんのことだかよくわからない......」と様子を見ている方も多いのではないでしょうか。
実は、お使いのWebサイトを快適かつ安全に保つために、定期的なアップデートが推奨されています。
そこで、PHPがどんな役割を果たしているのか?アップデートをすることでどんなメリットが生じるのか?をまとめてみました。
PHPとは?
PHPとは、サーバーと結びついてWebサイト等を動かすプログラミング言語の一つです。
Webサイトの土台であるデータベースとの相性が良く、PHPを使うことによって様々な機能を実現することができます。
代表的な例を上げると、
- CMSから投稿した記事をブラウザに表示する
- お問い合わせフォームに入力された情報を送受信する
- ECサイトでショッピングカートに入った商品の数や金額を自動計算する
等の機能があり、「ユーザーが入力した情報を処理する」という非常に大切な役割を担っています。
PHPのサポート期限について
そんな優秀なPHPですが、セキュリティや機能向上のため、定期的にバージョンアップが行われています。
各バージョンに対するサポート期間は、バージョンアップのリリースから「3年」です。
これが長いようで、意外とあっという間にやってきてしまいます。
最初の2年間は、セキュリティ対策からバグの改善まで、すべての問題に対するサポートを。 残りの1年間は、セキュリティに重大な問題が発生した場合にのみサポートを受けることができます。
3年を過ぎても使い続けることは可能ですが、しっかりとPHP開発側のサポートが受けられる状態を保つことをおすすめします。
PHPのアップデートで得られる3つのメリット
セキュリティサポートを受けられる
サポート対象のPHPを使用することで、不正アクセスや個人情報の漏洩などの脅威からWebサイトを守ることができます。
特にお問い合わせフォームは、ユーザー個人の情報を扱うデリケートな機能です。
大きなトラブルに発展しないよう、常に最新のセキュリティサポートを受けられる環境であることが重要です。
表示速度が速くなる
PHPの処理速度が上がるため、それに伴いWebサイトの表示速度が速くなります。
検索エンジンからの評価が上がり、検索上位に表示される可能性も高くなるので、SEOの観点でも大きなメリットになります。
何よりユーザーがストレスを感じることなく閲覧することができ、ユーザビリティの向上に繋がります。
※サーバーのスペックや環境など、別の要因で表示速度に影響する場合があります。
状況に応じでご相談ください。
プラグインを最新の状態で使用できる
CMSでは、様々な機能を追加するためにプラグインを使用します。
プラグインも最新のセキュリティやプログラムに対応するために日々アップデートされており、PHPが古過ぎて使えなくなってしまった......なんてことも、珍しくはありません。
プラグインを最新にすると新機能が使えるようになることもあるため、Webサイトがより使いやすくなる可能性が高くなります。
ただし、サーバーによって最新のPHPバージョンを推奨していない場合があります。
新し過ぎても不具合が出てしまうことがあるためです。繊細ですね。
この場合は、お使いのサーバーが推奨しているバージョンにアップデートすると良いでしょう。
まとめ
Webサイトを「家」に例えるならば、PHPは「柱」です。
見えないところで常にWebサイトを支え、守り、動かしている必要不可欠な存在ですが、プログラムにも老朽化はやってきます。
定期的にメンテナンスを実施しながら、ユーザーが安心して使用できるWebコンテンツを提供していきたいですね。
この記事を読んで
「自分のサイトがどんな状態なのか知りたい!」
「PHPやCMSのアップデートをプロに任せたい!」
と思ってくださった方は、ぜひムーンファクトリーへご相談ください!