新人コーダーが実務で学んだ効率化
2023.12.28
#新事業・開発
はじめまして!入社してまだ半年の新人コーダーです。
僕は、Webデザインをスクールで学びムーンファクトリーに未経験でコーダーとして入社しました。
未経験で実務に飛びこんで驚いたことやスクール生時代に学んでおけばよかったことをいくつかご紹介します。
コーディング効率を変える「タスクランナー」!
入社してまず、驚いたのが「タスクランナー」なるもの。
コーディングをするうえで様々な処理を自動でしてくれるものですね。なんとなく存在は知っていたのですが、実務で初めて使うことになりました。SassをCSSへコンパイル、画像を圧縮してくれたりなどなどびっくりしました。
作業効率も上がり、お客さまや作業者にもメリットがあり有難いです。
(構築してくださった先輩には頭が上がりません)
【自分】 Sassのコンパイラーはいらないんですか?
【先輩】 いらないです。タスクランナーがしてくれます。
【自分】 画像の圧縮は1枚1枚対応しているんですか?
【先輩】 やらないです。これもタスクランナーがしてくれます。
今後、作業をスムーズにしてくれるツールは、積極的に導入を試してみたいなと入社初日に強く思いました。
共通パーツのモジュール化!?
入社して割と早いタイミングで5、6ページ規模のコーディングを任せていただきました。
スクール生時代は、「トップページでしょ!下層が〇〇ページでしょ!だから、HTMLとCSSもそのページ分用意して、更新があったらそれぞれ修正になるから大変そうだな......」なんて思っていたんです。
ところがフタを開けてみると実務では共通パーツ、いわゆる「モジュール化」の概念での構築!
ヘッダーやフッター、その他頻繁に使うパーツを共通パーツ化し、各ページで必要に応じて引き込んでコーディングを進めていくのです!
これにより何か更新があった際にもパーツを修正することで引き込んでいるすべてのページを修正でき、さらに更新するファイルも最小で済むのです。
どこにでも使えるようにパーツを作るのはとても頭を使いますが、学習中には行わなかった構築方法で一つひとつがとても刺激的です。
今も完璧に慣れているとは言い難いですが、日々格闘しながら業務に向き合っています。
最近では、お客さまが更新に使うパーツを準備する機会も増え、ストレスなく使っていただけるようなコーディングや構築を心がけています。
コーディングを通じて、力技だけではなくどうやったら効率よく進められるか考える力が大切だと気づかされています。
ディレクトリ・パスって?フォルダ構成を理解する!
コーディングで絶対に必要になってくるのがディレクトリのパスに関する知識です。
皆さまもご存じのように、どこの階層のディレクトリにファイルや画像が入っているか正確に把握することが大切です。
実務を通してディレクトリのパスについて深く考えるようになっていきました。
僕はスクールやポートフォリオ、自己学習でいくつかサイトを作ってきましたが、多くても5ページ程のコーディングでディレクトリの階層もhtml、css、imagesくらいでとてもシンプルなものが主でした。
そんなこともあって正直そこまで躓くこともなく、むしろ余裕くらいに思っていました。
しかし、実務では......
数十ページのサイト構築や様々なお客さまのWebサイトの保守をする機会が数多くあります。長く運営されているWebサイトだとディレクトリの階層がびっくりするくらい深いサイトもそれはもうたくさん......。
想像の数倍ボリュームのあるサイトを担当しています。
さらにムーンでは、WordPressやMovableTypeといったCMSで更新できるように構築することがメインです。CMSに組み込むと加えて初期でインストールされているデータやプラグインといった拡張機能のディレクトリも加わり、なお一層複雑になっていきます。中身を見て「このファイルはここに読み込ませているんだな」と「この階層のこのファイルが更新対象だな」といったように瞬時にかつ正確に発見できるスキルが求められます。(先輩方は驚くほど一瞬で判断されるのでいつも驚きます!)
自身も徐々に把握できるようになりましたが、学習当時を振り返るともっと様々なWebサイトを見て階層やどういったルートでデータを取り込んでいるかなど深いところまで学んでいればよかったと今では思っています。
おわりに
このような感じでスクール&独学で学んだことをベースに、入社してから毎日新しいことを吸収、実践しながら業務に励んでいます!
日々技術を磨き、コーダーとして成長できるようにこれからも頑張っていきます。
最後まで読んでいただいた皆さま、ありがとうございました。