SEOやWeb制作の疑問を解決!?Google Bardの使い方
2023.12.05
#Webサイト運用
専門的な言葉や仕組みがたくさん出てくるWebサイト制作。
特にSEO対策は、Googleの仕組みが日々変わっていくので、調べるのに苦労することも多いです。
ところが最近、Googleが開発中のAIチャット「Google Bard(グーグル バード)」の存在を知りました。
私はよく、SEOに関する情報をGoogleのヘルプページで探していましたが、ヘルプページは説明がややわかりにくい場合もあります。
そこで、「Googleが開発している=Google検索に関連するSEOのことも知っているのでは!?」という期待から、さっそく「Google Bard」を試してみることにしました。
※Google Bardは試験運用中なので、正しい情報かどうかは精査しながら活用してください。
「Google Bard※1」とは?
Googleが開発した会話型人工知能(AI)です。現在は試験運用中ですが、自然な言語で質問やリクエストに答えることができます。
※1 2024年2月8日に「Google Bard」から「Gemini」に名称が変更になりました。(2024年2月13日追記)
Google Bardの主な用途
- 質問に答える
事実に関する質問や、意見や推測を求める質問など、様々な質問に答えることができます。 - テキストを生成する
詩、コード、台本、音楽作品、電子メール、手紙など、様々な種類のテキストを生成することができます。 - 翻訳する
Google翻訳の技術を基盤としていて、Google Bardで翻訳できる言語は108言語あります。
(2023年12月4日現在)
特徴①
言葉遣いがやさしい!わかりやすく教えてくれる
Google Bardを使ってみて、返答の日本語がやさしく、疑問に対しても見出しや箇条書きを使ってわかりやすく教えてくれるという印象がありました。
SEOについても例えば、「ホームページの順位が下がってしまった。その原因は?」といった、大まかな内容の質問でも、検索順位が下がる原因をポイントごとに教えてくれました。
特徴②
画像の読み込みもできる!質問文に入っていない情報も読み取り可
Google Bardを使って一番驚いたのは、画像の内容も読み込んでくれること!
Googleの検索結果の横に表示される画像について、スクリーンショットを添付して質問をしてみたところ、質問文に書いていない画像の情報も読み込んで回答してくれました。
上手く言葉に表しづらい質問があった場合は、スクリーンショットなどの画像を一緒に添えて質問すると、より求めている回答に近いものが得られるようです。
ChatGPTとGoogle Bardを比較してみると?
AIチャットというと、皆さんが真っ先に思い浮かぶのは「ChatGPT」ではないでしょうか?
そこで試しに、SEO対策について全く同じ質問をChatGPTとGoogle Bardに投げかけて回答を比較してみました。
その結果が次の画像です。Google Bardの方が質問に対して詳しく答えてくれました。
Google BardはGoogleが開発しているツールなので、「検索結果に出るタイトルはどの情報から引用している?」「Googleのアルゴリズムはどれくらいの頻度で変わる?」など、SEOやGoogleの会社のこと、プログラムの仕組み、ツールの使い方のようなGoogleに関することはより詳しく教えてくれるようです。
かなり具体的に答えてもらえたので、SEO対策やさらにはGA4の使い方などについて気軽に調べる分には、Google Bardで聞いてみた方が効率的に作業ができるなと感じました。
ちなみに......
入社したてのスタッフにもGoogle Bardを試してもらったところ、こんな面白い使い方がありました。
SEOを、ミュージカル風に!?
しかもわかりやすい言葉でSEOを説明しているところがまた、SEOを知っている身からするとツボに入る面白い回答でした。
「○○について教えてください」といった真面目な質問への回答はもちろん、「歌詞を書いてください」といったユーモアのある質問にも答えてくれるGoogle Bard、かわいすぎますね。
結論:
Googleのことを聞くなら、Google Bardは最強!
Google Bardを使ってみて、SEOのようにGoogleのアルゴリズムによって成り立っているものやGoogleが提供しているサービスについて聞くのであれば、正確な回答が多く、使いやすいことがわかりました。
これまでGoogleのヘルプや検索結果に出てくる記事、ChatGPTなどを使っていた方には、是非おすすめしたいです。
もちろん試験運用中なので、より深い回答が欲しい場合は通常のGoogle検索で詳しい情報を調べることや専門の会社に聞いた方が良いでしょう。
「まずはちょっとした疑問を解消したい」など、用途に合わせてAIチャットを活用していくことも、これからのWeb制作には必要なのではないかと思いました。
丁寧に優しく質問に答えてくれるGoogle Bard。これからも活用していきたいと思います。
また、「Google Bardに聞いてもわからなかった」「AIチャットを活用したデジタルサービスを考えたい」などという方は、是非お気軽にムーンファクトリーまでお問い合わせください。