【お客さま事例】待合室用・子ども向けタッチパネルの開発

2023.11.09

#事例インタビュー

石原産婦人科は、岐阜県岐阜市のクリニックです。
「安全でアットホームな産院」をモットーに出産、分娩から産後ケアから婦人科疾患まで患者さん一人ひとりに寄り添った診察、治療を行っていらっしゃいます。

石原産婦人科さまには、待合室のキッズスペースのデジタルサイネージ(タッチパネルで子どもたちが遊べるゲーム)をご納品させていただいています。 導入のきっかけや経緯などをお伺いしました。

「なくても困らない、でもあったらいいなぁ」

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子ども用のデジタルサイネージにはいつ頃から興味を持っていらっしゃいましたか?

◆石原先生
遊べるタッチパネルは、ショッピングモールのキッズスペースなどで見かけることがあり、ずっと気になっていました。楽しそうに遊ぶ子どもたちを見る度に、「クリニックのキッズスペースにあったら付き添いの子どもたちも喜んでくれるかな」とついつい目で追っていました。

ただ、これは直接診療や治療に関係のないものです。だからずっと迷っていました。「なくても困らない、でもあったらいいなぁ」と。

迷っていた中、「導入しよう」と決めたきっかけは?

◆石原先生
「診療や治療に関係のないものはなくてもいい」と諦めていましたが、タッチパネルで遊んでいる子どもたちを見かけるとどうしても気になって見てしまって......。
「これほど気になるなら、クリニックにも入れるしかない!」と導入を決意しました。

企画書だけで採用にしたいくらい気に入りました

サイネージの制作をされている会社は当社以外にもありますが、ムーンファクトリーにご連絡いただいた経緯を教えてください。

◆石原先生
ムーンファクトリーさんにご連絡したきっかけは、名古屋のレゴランドの近くにあるLAUNDRY TOWNの大型タッチパネルです。楽しそうに遊ぶ子どもたちを見て、それまでに見た中でも非常に良くできていると感じたため、「このデジタルサイネージはどこの会社が作ったんだろう」と思いました。
インターネットで検索したところムーンファクトリーさんの名前がすぐに出てきたので、フォームからお問い合わせをしました。

ありがとうございます。LAUNDRY TOWNさまのデジタルサイネージで良かったポイントはどこでしょうか?

◆石原先生
当院のキッズスペースで遊ぶのは、未就学児〜小学校低学年くらいの子どもたちです。 対象年齢を考えた際に、ストーリー性の強いコンテンツはやや難しい印象がありました。
触って、動いて、音が出るといった感覚的に遊べるものはないかと考えていたところ、LAUNDRY TOWNの大型タッチパネルがまさにそういった作りだったので、とても良いと思いました。

その後Zoomでお打ち合わせをさせていただいて、企画書をお送りしましたが、いかがでしたか?

◆石原先生
すごく楽しそうで良い感じでした。
企画書だけで採用にしたいくらい気に入りました。

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地元の特徴が入っていると、
単なるゲームではなく親近感が上がります

制作の段階で「石原産婦人科ならではのオリジナルの要素を」と、たくさんアイデアをいただいたのが印象的でした。

◆石原先生
そうですね。せっかく作るので「石原産婦人科オリジナルだよ」という点をアピールしたかったです。
何か物にロゴを付けたりできないかとご相談しました。

岐阜の名所もたくさん教えていただいて、街をモチーフにしたステージに加えました。
手描きのイメージがとてもわかりやすかったです!

◆石原先生
当院が岐阜市、各務原市、関市という三つの市の合流地点にあるため、それぞれの市の名所を入れられないか考えました。
岐阜市はやはり金華山の岐阜城と長良川の鵜飼。麓のロープウェイと近くを流れる長良川の鵜飼があると岐阜っぽさがグッと上がります。
各務原市は市が管理する学びの森にある銀杏並木(冬ソナ通り)、関市はモネの代表作「睡蓮」に似ていると話題の名もなき池(通称:モネの池)をモチーフにしたオブジェクトを提案しました。

「岐阜城があるなら信長をモチーフにした武将を入れてはどうか」など、私たちも話が広がって楽しかったです。

◆石原先生
こういう地元の特徴が入っていると、単なるゲームではなく親近感が上がります。
街ステージでは花火大会をイメージして、夜の画面で花火を入れられたのも、長良川らしさに繋がりました。

石原産婦人科さんのロゴや名前を入れるところには、最後までこだわって調整した思い出があります。

◆石原先生
街のステージの宝箱の金貨と夜の花火、海のステージの真珠、タコの墨、おえかき黒板の名前など、石原産婦人科のロゴマークや名前をたくさん入れることができました。 私の子どもたちが好きなマーメイドやジンベエザメ、レッサーパンダなども入れることができて良かったです。

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「石原産婦人科は、子どもたちがわいわい遊べるにぎやかなクリニック」

最初にお問い合わせをいただいてから約1年ほどでのご納品となりました。
クリニックに来る子どもたちが楽しく遊んでくれると嬉しいです。

◆石原先生
今回当院では子ども向けのデジタルサイネージを導入することに決めましたが、「クリニックや病院は静かであるべきだ。静かであってほしい」というご意見の方もいらっしゃいます。子どもたちが遊ぶことで院内がにぎやかになることを、快く思わない患者さんもいるかもしれません。

でも、「石原産婦人科は、子どもたちがわいわい遊べるにぎやかなクリニック」ということでやっていきたい。
そうしたにぎやかな、アットホームな雰囲気を好む方に来院いただいて、遊んでもらえたら嬉しいです。

「TOUCH アトリエ」というお名前も素敵です。

◆石原先生
ありがとうございます。
このデジタルサイネージのように、患者さんに少しでも喜んでいただけるアイデアを、これからもたくさん実現していきたいと思います。

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待合室への子ども向けデジタルサイネージの導入には、中身のコンテンツをどうするかはもちろんですが、来院される方への配慮、壁の施工や機材の取り扱いなど、クリニック側でご検討いただかなければいけないことがたくさんあります。石原先生にはそうした検討事項を一つひとつクリアしていただき、一緒に素敵なデジタルサイネージを作ることができて、本当に感謝しています。

デモ画面や実際のご納品データについて丁寧に細かなご意見をいただいたことは、当社としても大変勉強になり、悩むこともありましたが、楽しく開発することができました。

石原産婦人科さまからはデジタルサイネージの他にも、退院される方へのギフトのマカロンのデザインもお任せいただいています。

今後もデジタルやデザインの力で、先生やスタッフの方、ご来院される皆さんをサポートをさせていただけたら嬉しいです。

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